基本方針

2018年度 公益社団法人守山青年会議所 理事長所信

 

2018年度理事長

太田 智真

革 新

~未来を描き、共に貢献しよう~

 

私達のまち守山は、先人達のたゆまぬご尽力により「住みやすいまち」となり、日本全体で人口が減少する中、人口が増加している稀有なまちである。1971年に創立された守山青年会議所も、守山で運動を興し、まちに数多くのリーダーを送りだし、守山の発展に大きく寄与してきた。しかし、着実に少子高齢化の波は押し寄せてきており、いずれ守山市全体として人口減少の局面となるのも確実である。また、近年、アメリカの新大統領が就任し、北朝鮮がミサイル開発を強行に推し進めるなど、日本の存する東アジアの情勢は極めて不安定となっている。このような社会情勢の中、守山を明るい豊かな社会にするための団体である守山青年会議所は強い危機感を持って運動を展開していかなければならない。

2017年度、守山青年会議所は大きな「志」を全うするため多くの新しい仲間を獲得し、新たな未来を築く一歩を踏み出した。しかし、数年以内に卒業するメンバーが多数おり、本年以降も継続的に会員を拡大できなければ数年でまちに対する影響力が弱まるだけでなく、組織の存続をも脅かされるという強い危機感を持たなければならない。

これら2つの危機感を抱き、これまでの守山青年会議所で築き上げてきた伝統を継承するとともに、守山青年会議所が未来のまちを創るために「ひと」「組織」「運動」を革新させ、私達がまちの未来を描き、まちの人々と共に運動していこう。

 

【組織の革新】

インターネットが普及し全世界と繋がり、多種多様な価値観が広がる現代において、大きな志を持つ青年の集団である守山青年会議所は先進的な組織でなくてはならない。そのためには、最新の情報インフラの活用、コンプライアンスの強化、意思決定や事業実施の迅速化により運動体として力強く俊敏な団体にならなければならない。

大量の情報が氾濫する中、守山青年会議所の「ひと」「組織」「運動」についての情報を直接市民に提供し共感者や協力者を増やし、私達の運動の広がりを大きなものにするために情報を対外に発信する手法を革新しなければならない。加えて、市民からまちづくりについての意見や地域の課題を受信することも重要である。そのためには、最適な情報受発信ツールの活用やマーケティングの発想・手法の導入が必要である。

一方、守山青年会議所のメンバー間の絆をより強固とするため、従来の連絡媒体に加えてリアルタイムで情報伝達・共有ができるグループウェア・SNSなどを活用しなければならない。

守山青年会議所を先進的組織に革新させよう。

 

【メンバーの革新】

守山青年会議所は、これまで多くの地域のリーダーを輩出してきた。青年会議所では、理事会・例会・委員会・事業・セミナーなど、研修や交流の場がたくさん用意されている。私達は、それらの場で研鑽し人と切磋琢磨し、成功や失敗の経験を重ね、自己革新をはかり地域のリーダーにならなければならない。

今年度も4LOMで合同例会を開催し、LOMの枠を超えたスケールメリットの感じられる事業を通して、近隣LOMのメンバーと共に学び交流を深めていきたい。研修例会は公開例会とし、個々のメンバーの資質向上だけでなく、市民を巻き込んだ運動の展開に繋げていくべきである。納涼例会では、メンバー間で日頃の労をねぎらい交流を深め、結束力の向上に繋げる。

また、近年における会員数の減少と昨年の会員の拡大により、青年会議所の経験年数が少ないメンバーが多数いる中、FT事業を通して、守山青年会議所の伝統を継承し今後の運動を創り上げていくJayceeを育てなければならない。

私達自身が革新を果たし、地域の未来を描き実現する地域のリーダーとなろう。

 

【まちの革新】

私達のまち「守山」は、琵琶湖・野洲川・田園などの自然に恵まれ、古代遺跡や歴史的建造物などの文化財があり、学校・病院などの生活インフラが整っており、地域資源に恵まれた「住みやすいまち」である。しかし、今後の市民の高齢化・孤立化の進行、そして人口減少を見据えて、日本だけでなく世界の流れに即応し守山を革新していくことが必要である。

そのためには、もりやまの未来を担う青少年の育成が不可欠である。今年度の青少年育成事業では、子供達自身がまちの課題を見つけ、その課題の解決に繋がる活動を通して、自信・地域や人を愛する心・充実感・やりがいを感じ、豊かな社会性と人間性を育んで頂く。そして、地域に対して貢献をしたという体験により成長した子供達は、将来、守山市の未来を描き実現することのできる地域のリーダーになるのである。

現在そして未来のまちの革新のために、青少年を育成しよう。

 

【拡大活動の革新】

冒頭でも述べたとおり、守山青年会議所の存続について強い危機感を抱いている。47年前より脈々と受け継がれてきた誇りある守山青年会議所の運動は、必ず未来に繋いでいく必要がある。今年度も拡大に対する強い意識を持ち、私達の運動に共感し同じ志のもと一緒に活動をする仲間を増やしていかなければならない。拡大は、まちに関わる青年の意識を変革するだけでなく、メンバー自身の成長にも繋がり、正しく青年会議所運動の根幹である。

守山青年会議所を魅力と活力に溢れた組織とし、より力強く運動を展開していくためには、中長期的視野で会員拡大活動を行う必要がある。今年度、今後の革新的拡大活動の礎を築くと共に、実際に多くの仲間の獲得にも繋げなければならない。

拡大活動は、拡大の成功事例を調査・研究し、実直に動けば必ず結果が出る活動であるが、他の事業もある中で、常に拡大に対する「強い意識」を持ち「行動」をし続け会員拡大を達成するのは並大抵のことではない。拡大の成果を出すためには、守山青年会議所の全メンバーが拡大を自分事として捉え危機感を共有し、拡大対象者の状況・立場・気持ちを大切にし、謙虚に次年度以降にも繋がる拡大活動をしていかなければならない。そして、何のために拡大をするのかを自覚し、拡大が成功した際の守山青年会議所の活気やメンバーの笑顔をイメージし、それらを実現するために全メンバーで楽しんで会員拡大活動をしていこう。

これまでの拡大活動を革新し、必ず会員拡大を実現しよう。

 

「人は何かの役に立っていることを実感することで幸福感を得る」

(アルフレッド・アドラー)

 

 人は、自己以外の何か・他者・所属している組織・地域・国に何らかの貢献をすると幸福になれるのである。私達は、守山青年会議所でまち・市民・メンバーに貢献することを学び、そして実際に貢献するのである。その貢献は決して、自己犠牲に基づくものではない。何らかの貢献をする際に、現在の自分は誰か又は何かのおかげで生かされていることに気付こう。そのことに気付き感謝をすれば、そのご恩を返すため、そしてそのご恩を送るために、自然と何らかの貢献をすることができる。そんな見返りを求めない貢献をし、人に揉まれて成長しかけがえのない仲間を築き、私達がリーダーとなり地域にイノベーションを起こそう。

 

 

 

 

 

 

 

基本理念

・長期活動指針「C-Link Creation」の実現に向けたアクションプラン「Road to 2020」の取り組み

・「地域」「ひと」「組織」「運動」に革新を起こすための運動展開

 

運営方針

・全メンバーで取り組む革新的な会員拡大

・将来の地域の革新的リーダーを育てる青少年育成

・仲間の絆を深めることができる定例会の開催

・効率的かつ建設的な諸会議の運営

・コンプライアンスに基づいた革新的組織運営

・先進的なツールを駆使した革新的広報

・自己革新と交流をはかる4LOM合同例会の開催

・自己革新をはかる研修例会の開催

・Jayceeを育てる新入会員研修の実施

・褒賞申請を通じた事業の検証並びに情報受発信

・出向者支援と各種大会への参加