2014年度 公益社団法人守山青年会議所理事長所信
覚悟 〜我々の行動が未来を変える〜 |
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2014年度理事長 渡辺 年貴 | |
「新日本の再建は我々青年の仕事である。」によって始まる設立趣意書とともに戦後の焼 け野原の中、我が国の経済復興と明るい豊かな社会を目指して誕生したのが、日本の青年 会議所運動であった。今現在、震災後の新しい時代の転換期である日本において、責任世 代である我々青年の果たすべき役割はこれまで以上に大きなものがある。 今こそ我々は未来を強く信じ、覚悟をもって行動しなければならない。その為に確かな見 識と教養を身につけ、何が起こるかわからない時代をどう生きていくべきなのかを考え、 行動することの出来る人財となるべきなのだ。青年会議所運動とは、地域を牽引するリー ダーである我々が、未来に向け行動を自己開発しながら明るい豊かな社会を実現させる事 であり、その運動によって地域の方々の意識を変えることなのである。 メンバー諸君、この守山の未来、そして日本の未来を創るのは他の誰でもない、我々自身 なのです。我々の行動が未来を変えるのだと覚悟をもって、新しい時代を築き上げる大き な一歩を踏み出そうではないか。 <全メンバーによる会員の拡大> 会員数の減少が顕著である現在、会員拡大が急務だというのは全メンバーが共通して認識 しているであろう。会員数はそのまま組織の強さとなり、地域での発言力、行動力に繋が るのです。まさに数は力であり、会員拡大は正義であります。 青年会議所運動にメンバー一人ひとりが努力を重ね、経験を積み上げ成長することで自信 と信念を強く持ち、より一層の誇りを持つことが大切であり、その誇りこそが人を動かす 魅力を向上させ、運動の財産である人財を惹きつけることに繋がるのでないか。いつの時 代も変わらないのは「魅力ある組織に人は集まる」という事なのである。 まだ見ぬ同志に青年会議所の素晴らしさに触れる機会を作り、自分自身を成長させる貴重 な経験が得られる事を伝え、一人でも多くの同志に公益社団法人守山青年会議所に加わっ ていただけるようメンバー一丸となり、覚悟を決めて取り組もうではないか。 <地域のリーダーとしての姿> ここ数年、入会歴の浅いメンバーが増える中で、自分自身の責務に対する絶対的な覚悟が 弱くなっているのではないかと感じる時がある。役職が人を育てると言うが、各々の役職 に応じた役割を理解し「誰のために、何のために行動をするのか」を一人ひとりが今一度 考え、自信と信念を持って行動を重ねることが必要なのではないか。青年会議所とは、次 代を担う青年たちが集い、地域社会や企業の良きリーダーとなることを志し、仲間と切磋 琢磨し自らの修練を積み重ねることで成長する場である。青年会議所が我々メンバーに与 えてくれるものは自分の可能性に挑戦する「機会」であり、行動し挑戦を重ねることによ る「繋がり」なのです。 魅力あるリーダーは自らも楽しんで行動を起こし、成長に繋げ、自然に人を巻き込むので す。それこそが地域の力になり、地域のリーダーとしての在るべき姿なのです。だから 我々はどんな状況でも現状を把握し課題に対して果敢に挑戦できる強い自分にならなけれ ばならない。「変える」「変わる」ということは、常に自分自身を成長させ続けるという ことであり、まずは自分自身の意識を高め、その姿から多くの人々が感化されていく。そ れこそが意識変革への第一歩なのです。 <公益社団法人としての組織進化> 我々は公益社団法人格に移行し新たに生まれ変わった現在、これまでの良き伝統を守りつ つ更なる発展を図り、公に有益な活動を行い今まで以上に地域社会に貢献する団体へとよ り成長しなければならない。公益社団法人格を有する団体として常に公益という二文字を 意識し、現在にも増して我々が、そして公益社団法人守山青年会議所がこのまちに必要と されなければならない。その為に、常に直接的効果と波及的効果を明確に捉え、大胆かつ 繊細に活動を展開していく必要がある。我々メンバー一人ひとりが自分自身の言動に自覚 と責任を持ち、青年経済人として地域市民や行政から更に強い信用が得られ、常に組織と しての進化を図り、これまで以上に「必要とされる団体」、「信頼される団体」とならな ければならない。 また事業に参加者された方々の意識変革を促し、地域の発展に繋げることを目指す我々 は、諸会議の手順を省略することなく精度の高い会議を目指すべきであり、常にその事を 忘れずに諸会議の運営に務めるべきではないか。 <情報ツールの環境整備> 情報インフラの発達により、以前に比べ情報の発信・共有は容易に図れるようになった。 近年ではSNS(ソーシャルネットワークサービス)という新たな情報発信・共有ツール も登場し、誰もがリアルタイムに、より多くの人へ情報を発信することが可能になってい る。活用の仕方によっては「人と人との繋がり」、「人と社会との繋がり」を深める事も 出来る、現代社会にとって有効な広報ツールではないだろうか。それらの便利なツールを 存分に利用し、円滑でスピード感のある広報を推し進め、我々の活動を大きく発信するべ きだが、「常識の範囲内」などという曖昧なルールでは今後必ず問題が起こるであろう。 明確なルールと規制できる仕組みを作り、安心・安全で有益な情報管理が行える環境を整 備していくべきである。 既存の広報媒体と有機的に結びつけ、私たちの活動の発信に留まらず、この地域の魅力を 情報として広く発信する事で交流人口の増加へと繋げ、自らの地域に愛情を持ち誇りとす る市民の拡大を目指した広報戦略を進めていかなければならない。 <地域の魅力を活かした青少年の育成> 私が子供のころは全てにおいて今よりも物事を楽観的に考え、何の疑いもなく多くの夢を 持つことが出来た。現代の子供たちは昔と同じように夢を持てる環境にあるのだろうか。 すべてとは言わないが夢も持てず、未来を悲観的に考える子供たちや若者が増えてきてい るように感じる。子供たちには抱えきれないほどの夢や希望を胸に成長し、豊かな人間性 や感受性を育み、生まれ育ったまちを愛する心を深めてもらいたい。 だからこそ未来を担う子供たちに、この魅力のある地域環境や地域素材を存分に活用しな がら、体験し学ぶ機会を創るべきではないか。その体験によって得られた学びこそが豊か な人間性や感受性を育み、生まれ育ったまちを愛する心に繋がるのである。我々は常に地 域の魅力について語り合い、未来を担う子供たちの成長を願い、より地域に根差した運動 を展開していくべきである。 地域の魅力を発信し、我々の責任ある行動と多くの市民の参画によって、この地域は確実 に、魅力溢れるまちへと発展します。その実現に向けて、今一度、我々がおこなうべき活 動の在り方を考え、この地域を次世代に繋げるために覚悟を決めて運動を起こすことが、 自らのまちは自らで創っていくという意識変革に繋がるのです。 <第44回滋賀ブロック大会への覚悟> 本年度は2003年以来11年ぶりにこの守山の地において滋賀ブロック大会が開催さ れる。滋賀ブロック協議会は偉大なる先人達が一年一年歴史と伝統を積み重ね、素晴らし い「運動体」として今日に至っている。その歩みを深く胸に刻み込み、滋賀ブロック協議 会の未来のため、そして地域の未来のために、我々の地域の魅力を発信するとともに、全 メンバーが覚悟を持って第44回滋賀ブロック大会に向け取り組むのです。それこそが青 年会議所運動のさらなる発展に繋がり、「滋賀はひとつ」の合言葉に滋賀ブロック協議会 と県内11LOMが確固たる信念と強固な絆で結ばれた「滋賀」を創造することになるの である。 記憶と歴史に残る滋賀ブロック大会に向け、何事にも怯まず自発的に取り組み、各々が 青年会議所で培った決断力を発揮し、行動する覚悟を持とうではないか。 |
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今を悔いないよう行動していれば 未来も間違いなく悔いのないものになるはずです 今は過去の結果であり、未来は今の結果なのです 覚悟をもって行動すれば必ず未来は変わるのです |
基本理念
・長期活動指針「C−Link Creation」の実現に向けた取り組み ・守山の未来を創る覚悟を決めた運動展開 |
運営方針
・全メンバーによる覚悟を決めた会員拡大 ・公益社団法人としての組織進化の推進 ・効率的かつ建設的な諸会議の運営 ・既存の広報媒体にとらわれない広報戦略と安心・安全なルールつくり ・柔軟な発想力による定例会の開催 ・地域を牽引するリーダー育成研修 ・人財を育てる為のFT事業の開催 ・地域の魅力を活かした夢溢れる青少年の育成 ・褒賞申請による会員の情報の受発信 ・おもいやり溢れる出向者支援 ・45周年に向けアクションプランの策定 ・全メンバーにより成功に導く第44回滋賀ブロック大会の開催 |